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【Glue Talk】インドの二輪車・三輪車市場:電動化という未来へ加速

25.12.03

本記事はH.B. Fullerのウェブサイトに掲載された技術ブログを積水フーラーが翻訳したものです。
記事原文は以下のリンクからご覧いただけます。
India’s Two- and Three-Wheeler Market: Accelerating Toward an Electric Future

執筆者:Milind Lahase(インド マーケットプロダクトマネージャー)

インドのモビリティ分野は大きな転換期を迎えており、特に二輪車と三輪車の分野で顕著です。都市部から農村部まで、個人用・商業用の交通手段の基盤を成すこれらの車両は、販売台数の増加だけでなく、技術革新も伴って需要が急伸しています。こうした変革の中心にあるのが、電動化への明確な移行です。政府による義務化の動き、環境への配慮、そして技術進歩が、その勢いを後押ししています。


市場成長と電動化のトレンド

インドは世界最大級の二輪車・三輪車の生産国・消費国としての地位を保ち続けています。年間で数百万台が販売され、市場は着実に成長しています。しかし、最も注目すべき動きは、電動モデルの急速な普及です。電動二輪車(E2W)や電動三輪車(E3W)は、低い運用コスト、排出ガス削減、そして選択肢の拡大により、急速に人気が高まっています。

インドは世界最大級の二輪車・三輪車の生産国・消費国としての地位を保ち続けています。年間で数百万台が販売され、市場は着実に成長しています。しかし、最も注目すべき動きは、電動モデルの急速な普及です。電動二輪車(E2W)や電動三輪車(E3W)は、低い運用コスト、排出ガス削減、そして選択肢の拡大により、急速に人気が高まっています。


EV普及を後押しする政府の取り組み

インドが2070年までにネットゼロ排出を達成するという目標を掲げたことで、電動モビリティは国家的な最優先事項となりました。政府はこの移行を推進するため、複数の施策を展開しています。

  • 政府のEV政策:
    「Faster Adoption and Manufacturing of Hybrid and Electric Vehicles(FAME)」プログラムにより、EV購入への補助金を提供するとともに、充電設備などインフラ整備も支援しています。
  • 州レベルの政策:
    インド各州では、消費者向けインセンティブ、充電インフラの整備支援、関連産業の育成プログラムなどが実施されています。
  • EV普及目標:
    2030年までに、二輪車・三輪車の80%を電動化することを目標としており、その他の車両カテゴリーについても野心的な普及率が設定されています。

こうした政策により、電動モビリティのエコシステムが着実に整備されつつあり、消費者にもメーカーにもEVがより身近で魅力的な選択肢となっています。


バッテリー技術:電動化を支える中核

電動化の流れが加速する中で、高度なバッテリー技術への需要が急増しています。バッテリーはもはや単なる電源ではなく、車両の性能・安全性・持続可能性を左右する中心的な要素となっています。ここで重要な役割を果たしているのが、H.B. Fuller です。


EVバッテリー革新における H.B. Fuller の役割

H.B. Fuller は、EVバッテリーシステムの安全性・信頼性・効率を高めるための、最先端の接着剤および熱マネジメント(熱制御)ソリューションを提供しています。同社の技術は次の領域を支えています。

  • 熱マネジメント:
    EV Therm のような製品は優れた熱伝導性と断熱性を備え、過熱やサーマルランナウェイ(熱暴走)の防止に貢献します。
  • 構造接着:
    EV Bond シリーズは、バッテリーパック内で異なる素材同士を強力かつ高速に硬化する接着を可能にします。
  • 防火保護:
    EV Protect エンキャプセル材は、バッテリーの異常時に熱や炎を隔離し、安全性を高めます。
  • シーリングソリューション:
    EV Seal 技術は、バッテリーモジュールを湿気や外部環境から保護します。

これらの革新的な技術は、インドが掲げる電動化目標を達成するうえで不可欠であると同時に、車両の安全性とパフォーマンスを確保するためにも重要です。政策支援、技術革新、産業界の連携が相まって、インドでは強固で持続可能な電動モビリティのエコシステムが着実に形成されつつあります。


マイクロモビリティの製造

H.B. Fuller は、インドにおける二輪車・三輪車の製造工程に幅広く活用できる接着剤・シーラントソリューションを提供しています。同社の技術は、次のような重要分野を支えています。

  • 車両組立:
    外装パネル、フレーム、内装パーツなどに使われる樹脂・金属・複合材を確実に接着するための各種接着剤です。
  • NVH(騒音・振動・ハーシュネス)低減:
    乗り心地を向上させ、騒音を抑えるための専用材料。とりわけ軽量な電動車両では重要な要素です。
  • 耐候性と耐久性:
    インドの多様な気候や道路環境で使用される車両にとって不可欠な、湿気・ほこり・振動からの保護を実現するシーラントです。
  • 軽量化と効率性:
    強度を損なうことなく軽量素材の採用を可能にする構造用接着剤。エネルギー効率や航続距離の向上に寄与します。

これらのソリューションは、インドの二輪車・三輪車市場に特有の “大量生産” と “コスト重視” の製造環境に適応するよう設計されています。H.B. Fuller の技術を取り入れることで、メーカーは製品品質・安全性・持続可能性を高められるだけでなく、電動モビリティへの移行もよりスムーズに進めることができます。


輸送業界におけるグローバルな展開とローカルな専門性

H.B. Fuller の強みは、グローバルレベルの技術革新と、地域ごとのニーズに迅速に対応するローカル力の“融合”にあります。世界 35 か国以上で販売拠点を展開する同社は、世界中の輸送機器メーカーにクラス最高の接着剤・シーラント技術を提供すると同時に、インドのような地域市場固有のニーズに合わせたソリューションのカスタマイズも行っています。

H.B. Fuller の強みは、グローバルレベルの技術革新と、地域ごとのニーズに迅速に対応するローカル力の“融合”にあります。世界 35 か国以上で販売拠点を展開する同社は、世界中の輸送機器メーカーにクラス最高の接着剤・シーラント技術を提供すると同時に、インドのような地域市場固有のニーズに合わせたソリューションのカスタマイズも行っています。


※積水フーラーはオリジナル製品だけでなくH.B. Fuller品も一部取り扱っており、ご紹介が可能です。
 EVバッテリーの詳細は機能材・EVバッテリーのページでご確認ください。
※本記事で紹介している各種ソリューションは、積水フーラーの機能材事業部が担当しております。
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