ホットメルト粘着剤

ホットメルト粘着剤

合成ゴム系ホットメルト粘着剤とは

合成ゴム(主にSBS, SIS, SEBS等)と粘着付与樹脂、可塑剤等を各用途に応じて配合比率を最適化し、混錬して得られる粘着剤が合成ゴム系ホットメルト粘着剤です。

合成ゴムはミクロ相分離に伴う疑似架橋を起源とする高いゴム弾性を示し、それを含むホットメルト粘着剤は熱可塑性組成物でありながら高い接着力・凝集力を発現します。又、無溶剤で塗工できるため環境にもやさしい粘着剤です。

合成ゴム系ホットメルト粘着剤の用途

ゼロパックとは

利便性・環境対応を考慮したオリジナル梱包形態 ゼロパック

H.B.フーラー本社が開発した環境型包装形態「ゼロパック」ラインの増産体制を完了し、コスト競争力を高めると同時に、環境にも配慮しています。

ゼロパックのメリット

作業性

非粘着質でコートをした小型のピロー型粘着性ホットメルトを数kg単位でフィルム梱包。手につかず、梱包袋ごと投入が可能なので作業性の向上に貢献します。

環境対応

廃棄物の削減、積載効率の向上により環境負荷を大幅削減。

市場ブロック品との比較

作業性、環境対応性を向上させつつ、従来同等以上の接着性能を保持。梱包フィルムも素材検討し、幅広い使用条件へ対応できるよう、溶融速度の改善など日々研究を重ねています。

ゼロパックがはがしやすくなって新登場

フィルム成型ロールの変更により課題であったブロッキングを低減し、ハンドリングが大幅に向上しました。

新提案 新エンボスZP 材質変更+表面エンボス

高温保管時でもブロッキングレス。これによって工場のファクトリーオートメーション化への可能性を広げます。

エンボスゼロパック包装

内容 詳細
ブロッキング 高温養生下でもブロッキングしない
セパレーターなしでもブロッキングしない
サイド面のブロッキングも抑制
溶融速度 フィルム溶融速度が速い
パウチ中に溶融したホットメルトが入り込みやすく、結果製品としての溶融速度も速い
材質 溶けやすい材質に変更(ホットメルト物性に影響なし)
従来と同じ組成のフィルムでもエンボス加工可能

ゼロパックのハンドリング比較

当社の技術 / 合成ゴム系ホットメルト粘着剤

  • ZP
  • ZP
  • ZP
  • ZP
  • ZP
  • ZP
  • ZP
  • ZP
  • ZP

高ウェット強度タイプ

製品特性:

セルロース基材であれば、ホットメルト粘着剤を塗工して貼り合わせた後のウェット時においても接着強度が発現するホットメルト粘着剤です。

高ウェット強度タイプ

ウェット剥離強度の比較試験

<試験片条件>

  • 粘着剤塗工パターン︓スパイラルスプレー
  • 貼り合わせ資材︓ティシュ x ティシュ

遅延結晶タイプ

製品特性:

ホットメルト粘着剤を塗工後、完全固化までの時間が通常品と比較して著しく長いため、ポーラス資材への浸透による投錨固化が期待できるホットメルト粘着剤です。

遅延結晶タイプ
  • 塗工した表面だけに
    留まります

    当社従来品

  • 浸透性を有した基材へ
    浸み込んでいきます

    遅延結晶タイプ

<試験片条件>

  • 粘着剤塗工パターン︓ スロット塗工
  • 貼り合わせ資材︓ 不織布 x 不織布

接着性比較

タックレスタイプ(微粘着)

製品特性:

従来のホットメルト粘着剤と同等の接着強度を有しながらも固化後のタック性は従来のホットメルト粘着剤よりも著しく低い為、ポーラス資材に塗工した際に染み抜けても、他の資材と接着してしまったり、ライン汚染をすることのないホットメルト粘着剤です。

タックレスタイプ(微粘着)

タック性試験

  • 塗工厚:30μ
  • 塗工資材:PETフィルム

接着性比較

<評価条件>

  • 粘着剤塗工パターン: スパイラル
  • 貼り合わせ基材: 不織布 x 不織布

低温塗工タイプ

製品特性:

従来品よりも低温で使用可能な設計にすることで、加熱による熱劣化が抑制されることで、ホットメルト粘着剤の熱劣化による設備メンテナンスの負担を減らすことが期待されるホットメルト粘着剤です。

低温塗工タイプ

低温時の塗工パターン

低温での塗工においても綺麗なスプレーパターンが可能
低温時の塗工パターン

  • 粘着剤塗工パターン:オメガ
  • 粘着剤塗工温度:110℃
  • ラインスピード:300m/min

加熱経時安定性

<評価条件>

  • 粘着剤重量:35g
  • 養生温度@熱風循環式恒温槽:160℃/汎用組立 140℃/低温塗工タイプ)

蛍光/非蛍光タイプ

製品特性:

紫外線を当てることでホットメルト粘着剤の塗工有無を確認することができます。

蛍光/非蛍光タイプ
  • 【ブロック形状】

    ブロック形状
  • 【塗工時】

    塗工時

<評価条件>

  • 粘着剤塗工パターン: スパイラル
  • 紫外線波長: 365Å

低染み抜けタイプ

製品特性:

ポーラス資材に塗工しても、ホットメルト粘着剤が染み抜けることが少ない為、他の資材と接着してしまったり、ライン汚染してしまうことの少ないホットメルト粘着剤です。

低染み抜けタイプ

染み抜け性試験

不織布にホットメルト粘着剤を塗工後、剥離紙と貼り合わせる。
その際に不織布から染み出たホットメルト粘着剤をPETフィルムに転写させ、堆積量を確認。

  • 染み抜け性試験
  • 染み抜け性試験

<評価条件>

  • 粘着剤塗工パターン:ビード
  • 基材:剥離紙 x 不織布(15g) x PETフィルム

低VOCタイプ

製品特性:

従来品よりもVOC(揮発性有機化合物)が少ないため、環境負荷の低減が期待されるホットメルト粘着剤です。

【GC/MS(ガスクロマトグラフィー質量分析)】
低VOCタイプと汎用品の比較 低VOCタイプ 弊社汎用品

時間(分)

肌貼りタイプ

製品特性:

医療機器として使用される肌貼り用温熱用具向けとして20年以上の実績があり、FDAの認証原料や植物由来の原料を配合した設計など、無溶剤で皮膚刺激性の少ないホットメルト粘着剤です。

肌貼りタイプ

体の部位ごとの特性に合わせた温熱用具製品の開発や汗の影響による落下防止などの設計技術に強みを持つフェリック㈱様と共同で肌貼り用のホットメルト粘着剤の開発設計を行い、温熱用具市場の拡大に貢献しています。

肌貼りタイプ

ストレッチメルト

様々な用途で使用可能な「塗工できる伸縮部材」をコンセプトに、当社が保有するホットメルト設計配合技術を工夫することによって開発した従来にない伸縮部材です。

塗工パターンの変更による形状変化

多様なアプリケーションによって伸縮性能や手触り(風合い)を自由に設計可能

従来の主要伸縮材と課題

内容 詳細
糸ゴム 風合い・締め付け感向上のため、細い糸を多用
設備スペース取られる
取り扱い煩雑
糸切れによるダウンタイム
衛材製品装着した場合の線状痕
1軸方向のみ延伸
伸縮フィルム フィルムが高額
フィルム製造はオフライン
設計(伸縮材挿入)の自由度低い

新提案 ストレッチメルト

ストレッチメルトの特長

内容 詳細
インライン塗工 汎用のアプリケーターでの塗工(押出し機など特殊な機械は不要)
カーテンコートはじめ様々な塗工アプリケーションに対応可能
伸縮性能の自由設計 ホットメルトとして処方設計可能
狙った場所に必要な量を塗工可能
伸縮材として幅広い設計が可能
展開可能性 幅広い被着体選択性
幅広い用途(衛材・衣類・メディカルなど)

用途イメージ