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製造:生産本部 浜松工場

モノづくりの現場で感じる心の絆 生産本部 浜町工場 製造課

統括班長として製造現場を支える

現在、浜松工場の製造ラインは五つの班で稼働させていますが、その統括班長としてメンバーの作業を管理しています。またそれと並行しながら生産管理の勉強にも取り組んでいます。もともと製造ライン出身で長く現場のオペレーター業務に携わっていましたが、副班長、班長と経験していく中で現場をマネジメントしていく面白さもわかってきました。
もちろん製造業務そのものもモノづくりに関わる一人としてやりがいを感じてきましたし、毎日、無事故で納品ができること自体に充実感もあります。
その上で統括班長として現場を管理する喜びは、相手がモノではなく、モノをつくる人であるところにあります。

大切なのは伝えるのではなく、届けること

統括班長になってから3年以上経っていますが、最初は自分が思った通りに人が動いてくれないという歯がゆさを感じていました。きちんと説明しているつもりなのになぜ理解してくれないのか、と悩んでしまうこともしばしばあったのです。しかし、そういった中でわかってきたのは職場の立場の上下関係だけで一方的に伝えても相手に届かないということ。自分が育った製造部門は、どこの部署にも負けない仲の良さが自慢でした。そしてそこには深い人と人の絆がありました。しかし統括班長になって頑張ろうと意気込むあまり見失いはじめていたようでした。そのことに気づいてから、ただ伝達するのではなく、できるだけ思いを共有していこうと努めるようにしていったのです。

一緒に成長していこうという思い

私が心掛けたのは新しい業務がスタートしたときは、自らが率先してその内容をマスターしていくこと。率先垂範を大事にしながら五つの班のメンバーと一緒になってスキルアップを目指すようにしていったのです。
安全面、品質や生産性の向上、環境活動など製造部門でやるべき課題はたくさんあります。まずは自分が実践し、その一つひとつを「一緒にやっていきましょう!」と呼びかけることを忘れませんでした。統括班長として現場で成果を上げていくことは当然、大事です。しかし同じように製造部門のプロフェッショナルとして共に成長していくという視点も持つようになってきました。
また、自分から話かけるということも実践してきました。そのことによって些細な会話の中から一人ひとりが今、抱いている仕事に対する感情を察することができたからです。
私自身が考え方を変えることで、製造部門の中に助け合うという習慣が強まっていったように感じています。また何でも言い合い、相談し合える雰囲気もでき上がっていきました。

素晴らしい人間関係にあふれた場所

統括班長として製造部門の現場を管理する日々の中で、興味を持っていったのが生産管理の業務です。この仕事は、様々なデータをもとにいかに生産効率を上げていくかが鍵になってきます。ここで欠かせないのはPCスキルでした。今まであまり触れることがなかった分、苦労しましたが何とか使いこなせるようになってきました。生産管理の勉強を始めて1年余りですがまだまだマスターしていかなければならない事柄がたくさんあります。幸いお手本となる上司が身近にいて親切に教えてくれています。当面は上司のスキルに一歩でも近づき、そこに自分なりのアレンジを加えていきたいと思っています。
製造といえばモノ中心と捉えがちですが、私にとっては素晴らしい人間関係にあふれ、人として成長できる場所になっています。

【ある一日のスケジュール】

  • 8時30分 在庫確認
  • 10時 現場の進捗状況確認
  • 13時 当日の出荷処理
  • 15時 各種管理指標作成、整理
  • 16時 原料準備表、翌日の製造日報発行
  • 17時 退社